「BTCなどを買って、価格が上がるのを持つ」
もちろん、長期保有は代表的な資産運用です。
しかし、資産価値は2つの要素から成り立っています。
【資産価値 = 価格 × 保有枚数】
保有BTCの価格が2倍になれば、資産価値も2倍になります。
では、その間に、保有枚数を2倍に増せたらどうなるか。
価格が2倍・枚数も2倍になるので、資産価値は4倍になります。
これは、BTCでも円でもゴールドでも共通。
つまり「枚数(数量)自体を増やす」という視点も大切だということです。
暗号資産を持つだけではなく、保有期間中にも活用する。
その選択肢のひとつがDeFi運用です。
この記事では、
を、実践ベースで分かりやすく解説します。
DeFi運用とは?
DeFiとは、
Decentralized Finance(分散型金融)の略です。
銀行や証券会社などの中央管理者を介さず、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを利用する金融サービスのこと。
DeFiでは、暗号資産をただ保有するだけではなく、
- 貸し出す
- 流動性を提供する
- ステーキングする
- 複数のDeFiサービスを組み合わせる
など、さまざまな方法で資産を活用できます。
つまりDeFi運用とは、
保有している暗号資産をブロックチェーン上の金融サービスで運用すること
と考えると分かりやすいでしょう。
「価格」だけでなく「枚数」が重要

暗号資産市場では、どうしても
「BTCはいくら動いた?」
「ETHは何倍になる?」
といった価格予想が注目されがちです。
しかし、資産価値を決める要素は2つあります。
- 価格
- 枚数(数量)
つまり、「資産価値=価格×枚数」
たとえば1ETHを保有している場合。
ETH価格が50万円なら、
→50万円 × 1ETH = 50万円
ETH100万円になれば
→100万円 × 1ETH = 100万円
この時、保有中にETHを0.5枚増やしていたらどうでしょう。
→100万円 × 1.5ETH = 150万円
このように、同じ保有期間でも、
枚数を増やすかどうかで50万円の差が出ることになります。
長期的な資産形成を考えるなら、
「価格が上がるのを待つだけではなく、保有期間を活用する」
という考え方も持っておきたいです。
DeFi収益の仕組み

DeFiにはさまざまな運用方法があります。
以下で、代表的なものを紹介します。
レンディング
レンディングとは、暗号資産を貸し出すことで金利収益を得る仕組みです。
仮想通貨版の「定期預金」といった位置付けです。
DeFi上では、利用者が提供した資産を別の利用者が借り、その借入金利などが貸し手側の収益になります。
インパーマネントロスなどのリスクが無い分、提供先の信頼度を見極める必要があります。
流動性提供(LP)
DEX(分散型取引所)では、ユーザー同士が暗号資産を交換するための「流動性」が必要です。
その資産を提供する人を、LP/流動性提供者と呼びます。
流動性提供では、そのDEXで取引が行われる際に発生する取引手数料の一部を受け取ります。
価格上昇だけではなく、
DEXユーザーの取引によって収益が生まれるのが特徴です。
さらに、「手数料収益」という仕組みのため、
価格が上昇しなくても収益機会がある、という魅力もあります。
イールドファーミング
イールドファーミングとは、DeFiへ資産を提供し、利息や手数料、トークン報酬などを得る運用方法の総称です。
レンディングや流動性提供も、広い意味ではイールドファーミングの一部として認識されます。
ステーキング
ステーキングとは、特定の暗号資産をブロックチェーンのネットワーク運営に参加させ、その対価として報酬を受け取る仕組みです。
厳密にはDeFiそのものではないケースもありますが、暗号資産を保有しながら収益機会を得る代表的な方法のひとつです。
DeFi運用のメリットと難しさ
DeFiには、暗号資産を保有するだけでは得られない収益を狙えるというメリットがあります。
しかし、中央管理者がいないというメリットの裏側には、「自分で管理しなければいけない」という難しさもあります。
| DeFiのメリット | DeFiの難しさ |
|---|---|
| 保有資産を活用できる | 運用方法が複雑 |
| 複数の運用方法から収益機会を狙える | 利回り・リスク判断も増える |
| 24時間365日利用できる | プロトコル選定が必要 |
| 世界中からアクセスできる | ウォレット管理も自己責任 |
| 自分で資産を管理できる | ハッキング等のリスク |
| オンチェーンで取引履歴を確認できる | 詐欺・偽サイトなどへの注意が必要 |
DeFiの大きなメリットは、
保有している暗号資産を活用できること。
暗号資産を買って価格上昇を待つだけではなく、
レンディング
流動性提供
ステーキング
イールドファーミング
など、複数の方法で「枚数自体を増やす」という狙いができます。
DeFi運用が初心者には難しい理由と解決策

メリットを聞くと、
「じゃあDeFiで運用すればいいの?」と思いますよね。
しかし、DeFiには大きなハードルがあります。
それが、
自分で運用するには知識が必要ということ。
運用先を自分で選ぶ必要がある
DeFiには数多くのプロトコルがあります。
その中から、
を自分で判断しなければなりません。
継続的な管理が必要
DeFi運用は現物保有のように「買ったら終わり」ではありません。
市場環境によって、
- 利回り
- 価格
- 流動性
- 運用条件
などが変化します。
そのため、市場と資金状況に応じて、継続的な判断が必要になる場合があります。
DeFi運用に特有のリスクがある
例えばDEXの流動性提供では、
「インパーマネントロス」
というDeFi特有の損失ケースがあります。
これは簡単にいうと、
「現物で持ってた方が良かったじゃん」というケースのこと。
取引手数料を得ていても、価格変動の方が大きければ、ガチホの方が良かったというケースもあります。
ウォレット管理も自己責任
DeFiでは、自分のウォレットを使って資産を管理します。
これは、資金を他人や期間に預ける必要がなく「自分で管理できる」というメリットです。
しかし「自己責任」という意味でもあります。
たとえば、
- シードフレーズを紛失する
- 偽サイトへ接続する
- 悪意のあるスマートコントラクトを承認する
- 間違ったアドレスへ送金する
といったミスをしても、銀行のように対処してもらえるとは限りません。
DeFiの魅力と難しさは表裏一体
DeFiの特徴を一言でまとめると、
自由度が高い分、自分で判断することも多い
ということ。
- 中央管理者を介さず、資産を自分で管理できる。
- 世界中の金融サービスを利用できる。
- 保有中の暗号資産から収益機会を狙える。
これはDeFiの大きな魅力。
しかし同時に、
運用先の判断から運用終了まで、全て自分自身で行わなければなりません。
ここが、DeFiがなかなか一般ユーザーまで広がりにくい理由のひとつです。
解決策|DeFi運用にもAI活用する時代

そこで、このDeFi運用の複雑さをAIによってサポートするサービスが登場しています。
その代表的なものが
「AIVA」や「Smart Vault」。
AIVAは、Next Blockchain Applications Limitedが提供する、DeFi運用向けのAIエージェントサービスです。
従来、人が行っていた、
- 運用機会の探索
- 戦略の選択
- リスク分析
- ポートフォリオ管理
- 運用状況の確認
- オンチェーンでの実行
といったDeFi運用の一部を、複数のAIエージェントによって自動化・効率化するものです。
筆者はAIVAとSmart Vaultの両方を使用しています。
今回は、初心者からでも扱いやすい「AIVA」について解説します。
AIVA|複数のDeFi戦略を活用する

AIVAが活用する主なDeFi戦略がこちら。
このような、複数のDeFi運用をAIが使い分けてくれます。
運用状況は自分の管理画面で随時確認できるため、自分の資金がどこでどのように運用されているのか把握できます。
AIVAの特徴的な点は、複数のAIエージェントがそれぞれ異なる役割を担う設計。
たとえば、
- 運用機会を探索するAI。
- リスクを分析するAI。
- 資産配分を調整するAI。
- 戦略のパフォーマンスを監視するAI。
- オンチェーン上で処理を実行するAI。
など、役割ごとにAIが組み込まれています。
つまり、これまで本人が行っていた
DeFi運用の判断や管理を、AIによって効率化する
という考え方。
より高度なDeFi運用向けには「Smart Vault」という機能も用意されていますが、こちらは中〜上級者向けという位置づけです。
「ガチホ」から「保有しながら運用する」時代

暗号資産をただ保有する場合、
「価格上昇を待つ」という形になります。
これは今後も有効な選択肢のひとつだと思います。
ただし、過去10年間のようにはいきません。
2017年には、
1ビットコインが約11万円から230万円に急上昇。
そして、今では1ビットコインが1,270万円。
この期間なら、ガチホで驚くほどの利益になりました。
今後もBTCの安定性は見込まれるとはいえ、ここまでの上昇率は見込めないでしょう。
これからは、
価格上昇を待つだけでは足りなくなったということです。
つまり、
①キャピタルゲイン=価格の上昇
②インカムゲイン=運用による資産数量の増加
を組み合わせた運用が必要な時代になっているのです。
DeFi運用はどんな人に向いている?
DeFiは、
という人にとって、知っておくべき選択肢です。
しかし、
仕組みを理解せず、とにかく高い利回りだけを狙うのは危険です。
まずは仕組みを理解し、
自分にできることとできないことを判断する。
そして、自分に最適な手法・ツールを見つけることが最大のポイントだと思います。
まとめ|「持つ」だけではなく「活用するか」
これまで暗号資産の資産形成では、
- 何を買うか
- いつ価格が上がるか
が注目されてきました。
しかし、暗号通貨の急上昇期は落ち着き、
持っているだけでは「資金の保管」にしかならない場合も増えました。
ここからは、
「保有している資産をいかに増やすか」が問題になります。
資産価値は、価格 × 枚数。
価格は自分でコントロールできません。
ならば、「枚数を増やす試み」をしないといけない。
解説したようにDeFiには、
- レンディング
- 流動性提供
- ファーミング
- ステーキング
など、さまざまな方法があります。
そして現在では、AIVAのようにAIを活用してDeFi運用を効率化するサービスも登場しています。
自分の資金を守り、増やしていくために「DeFi運用」は有力な選択肢になると思います。
「DeFi運用」「AIVA」について知りたい方
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